おぽぽ

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時系列グズグズブログ

2012年7月19日木曜日

出発当日(2012.06.28)

出発前日の夜、犬のこはるが部屋に来てくれた。
普段は母親と寝ているが、この日に限って僕のベッドで寝ている。
何か感じるのだろうか。
とりあえず嬉しい。
というかかわいい。
世界一だな。
一緒に眠る。

あとイギリスにはRed Hot Chili Peppersもいた。
と思ったらアメリカだった…。
ビーチボーイズもイギリスか。
と思ったらアメリカだった。
そういえば曲名に「Surfin' USA」なるものがある。
なんなんだUSA。
五反田にビーチクボーイズなる乳首舐め専門店がある。
風俗だ。
二人がかりで舐めてくれるそうだ。
二つの意味でいきたい。

スーツケースが結構重い。
引っ張る分には問題ないが持ち上げると、重い。
しかしいつも運んでいる音楽の機材に比べればなんともない。
BGMはiPodに入ってたローリングストーンズ。
小田急線がそんなに混んでないのが良かった。
問題は山手線だ。
明らかにデカい荷物を持って満員電車に乗るのは体と心が消耗する。

こうやって体験しながら文章を書くというのは初めてかもしれない。
頭の中で構築しながら流れを作って書くのではく、流れのなかに入って思考を文章化する。
それぞれの言葉や文節のまとまりはないかもしれないが「旅行」という大筋があるので問題ないかと。

今すごいおっぱいの大きい女性がいた。
歩く幸福の種だ。

山手線も激しくすいてる。午前7時前。
座席に空きがあるほど。
ちなみに
和泉多摩川
↓小田急線
新宿
↓山手線
日暮里
↓京成本線
成田
という経路だ。

水が飲みたい。

ブログを一週間ごとにまとめて書いてる人がいて、よくできるなぁと思っていた。
一週間という時間の流れを把握出来ているんだろう。
僕には日常生活での区切りやリズムなどほぼ無い(あるのかもしれないが意識できていない)のでちょっと考えなければ。
頭の中で一週間後も一年後も同じ「未来」というくくりでしか捉えられていないのはまずい気がする。

日暮里に着くとスーツケース持った人が多くなる。
自販機でソルティライチを購入。
って逐一書いていくのか。
まぁ書けるときは書くか。

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空港は居心地が良い。
教室の中で自分だけ居場所がない悲しさと真逆の感覚だ。
同じように空港にも居場所はない。
これだけの人がいて、誰も居場所をもっていない。
個人がただの移動する物体になったような、風とか空気とか水とかになってただ、すりぬけてゆくだけの場所だ。
わりと好きだ。

チェックインの待ちが長くて足が痛くなってきた。
しかし一人旅というのはいいもんだな。
いまのところ。

チェックイン終了。
メールを作成。
ソルティライチいっき飲みしたら気持ち悪くなった。
コーヒーを購入。
何故。

手荷物検査でコーヒーひっかかる。
その場で飲むか捨てるかしてくれとのこと。
その場で飲むを選択。
何故。
グイグイ飲むが途中で断念。
飲みかけを渡す。
すみません。

飛行機の席は中央4列の通路側。
隣の人がいなくて快適かもしれない。
でもこういうところで出会う何かもあるからなんとも言えない。
でも快適。
あちこちでいびきが聞こえはじめたため耳栓をつける。
過ごし方がわからず飛行機が傾くのを楽しむ。
おなかが空いてくる。
というところでランチタイム。

飲み物でビールを頼むが、三種類のうち選べと言われる。
タイガー?ブロンシュ?ウィナー?的なことを言っていたがよく聞こえなかったので一番確かなタイガーを選択。
飲む。
うまいです。

この調子で書き続けていたら携帯の電池がなくなるな。

搭乗の前に本屋で村上春樹の「レキシントンの幽霊」を購入した。
読んだことない(と思う)ので手にとってめくったら冒頭にケンブリッジの文字。
おお、なんという偶然か。
これは買うしかない。
と思い買った。
しかし「マサチューセッツ州ケンブリッジ」と書いてあった。
マサチューセッツ州なの?
それってアメリカじゃないの?
(空の上なのでWikipedia見られない…)
と思ったけどとりあえず。

(後で知ったのだが、アメリカにもケンブリッジがあるとのこと)

心配なのが、寝言だ。
ここはあえてひらがなで表記しよう、ねごとだ。
数年前、友人とスキーに行くために夜行バスに乗っていた。
夜行バスは東京から新潟までの、およそ8時間くらいかかるものだった。
そのバスの中で夢を見た。
屋根裏部屋のような空間で、階段があり、その階段から自分が上ってきたのだ。
怖くなってそのもう一人の自分を殴りながら「助けてー!誰かー!」と叫んだ。
一方その頃、バスの中の自分も「たふけてぇ…だれかぁ……」とねごとを言っていた。
自分のねごとで目覚めると後方の席からひそひそと聞こえてきた。
「…何今の…?怖くね…?」
幸いなことに周りに座っていた友達は寝ていたので、あたかも自分ではないですよ的な空気を醸し出しながら紅茶花伝をすすった。
という思い出があるので、寝てる間に自分がふがふが言わないか心配だ。
しかしいくら心配しても防げないものはどうしようもない。
どうか恥ずかしい思いをしませんように、と願うだけである。

ビールを一缶飲んだ。
もっと飲みたいしおしっこしたい。

おお。
英語で会話してしまった。
金髪碧眼の男性CAに「ユーアーワンモアタイガー?」
と聞かれたので
「イエス!」
と応えた。
口角を少し上げながら。
伝わったよイエス。
イエス大好きになりそう。
しかしその前の言葉は聞き取れなかった。
「ウドゥライクトゥドリンク?」
的なやつだ。
(携帯での入力なので英語表記割愛。

しかし日本語と比べると、日本語は丁寧だなと思う。
そして、プログラミング言語が英語というのもわかる。
コンピュータに感情はないからな。
だから英語を話す人はジェスチャーが激しくなるのか。
言葉の表現が少ない分、身体表現で補っているのだろうか。
とりあえず笑顔でイエスが言えたので満足です。

飛行機は無事着陸。
入国手続きが込みあって45分程度並ぶ。
足が痛い。
無事に入国し、荷物を確保。
地下鉄に乗る前に荷物を整理してカメラを携える。
借り物のニコンFM2。
東京で言うところのSuicaにあたるオイスターカードなるものを買う。
間違ってクレジットカードしか使えない列に並ぶが持っていたので問題なく購入できた。
世界で使えるVISAカードすごい。
天気は良い。
地下鉄なのだがすぐに地上に出た。
町並みが見える。
なんだこのクラシックな建物達は。
模したものではなく本物だ。
すごいところに来た。
前に座ってるハゲてるおっさんさえスタイリッシュに見える。
というか電車せまい。

この列車に1時間程度乗ってキングスクロス駅までむかう。
飛行機ではほぼ眠れなかったがあまり眠くはない。
でも意識はぼんやりしている。
音を遮断するのはもったいないので音楽を聴くのはやめておこう。
きっとそのうち眠くなるはずだ。

ガタンガタンという列車の走る音の鳴る間隔は日本と同じ。

電車を降りて乗り換え。
写真を撮っていたらファインダーに入った黒人女性が笑って両手を広げた。
僕は笑顔でサムアップした。
これがコミュニケーションか。

キングスクロス駅発ケンブリッジ行きの電車に乗ろうとしたが、本日の列車は終了したとのこと。
このとき19時頃。
戸惑う。
4つ隣のリバプールストリート駅から発車する線があるとのこと。
それの往復乗車券を購入。
しかし最終の時刻が19時28分。
あと30分弱。
間に合うのだろうか。
かなり焦りながら(ほぼ諦めかけていたが)地下鉄の改札を通る。
しかし、違う線だったらしく、すぐに出て該当のホームを目指す。
これがなんとも遠い。
たどり着いて乗車する。
このとき19時10分ごろ。
間に合わなければロンドンで野宿か、と絶望感漂う。
19時25分ごろに、目的のリバプールストリート駅に到着。
3分じゃ絶対に無理だと思いながら走る。
案内だけではどこに行けばいいかわからず駅員の人にチケット見せて
「トゥーケンブリッジ、ホェアー?」と必死に聞く。
すると「アレ、アレ、ワカル?」と指差しながら日本語で駅員さんが教えてくれた。
指してる指の先に何があるのかわからなかったがその方向へ走る。
しかし、ホームが10個ほどある。
10番線の改札にいる女性の駅員に泣きそうになりながら聞く。
「トゥーケンブリッジ、ホェアー? 」(合ってるのかコレ。とりあえず伝わったけれど。
駅員さんが遠くを指差して"two!"と言う。
"Thankyou"と言いながら走る。
あとワンミニッツだ!急げ!的なことを言われた。

発車のベルが響く中、なんとか乗車。
とりあえずこれで目的地まで辿り着ける。
安堵。
この電車に一時間半乗る。
座席に座る体力がなかったので、ドアの方で立ち尽くしながらぼんやりと窓を眺める。
田園風景と言うか、古びた建物と草原や湖が見える。
太陽にあてられて草が緑の黄金に輝く。
時刻は20時頃でも太陽はまだ沈まない。
日没が午後9時半頃で、完全に夜になるのが11時頃らしい。
夕陽が沈む直前の景とか空気が好きなのだが、その時間が異常に長い。
とても良い所にきた。

ケンブリッジ駅から20分ほど歩いてホテルに到着。
一軒家タイプの建物なのだが、一々壁が綺麗だったり食器のデザインが良かったりする。
ここで6泊する。

眠る。

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